明日の薬
たくさんの植物が、いろいろな薬の原料として知られており、さらに合成薬誕生のもとにもなっているので、価値のある薬用植物はもうすべて発見されてしまっていると思われます。
しかし実際はそんなことではありません。
全植物種の5パーセントに満たないものが、薬用植物として分析されたにすぎないのです。
まだ未分析の95パーセントの植物に含まれているかもしれぬ新しい植物薬は、世界中の実験室で研究されているところなのです。
植物と病気が存在するかぎり、新しい種が新しい治療薬を求めて綿密に検討されるでしょう。
また現代のテクノロジーを援用すれぼ、過去には発見できなかった新しい薬用化合物を発見できるかもしれません。
価値のある薬用植物は、たぶん我々の眼前に生育しているのでしょうが、それらの植物が提供してくれる物がわからないだけなのです。
そのような可能性を持ったひとつの新しい薬用植物を見てみましょう。
マツヨイグサ属植物がそれです。