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2011年01月 アーカイブ

明日の薬 3

レイヴン博士によれば、多くの種が十分な個体数を持つ一方で、合衆国では4種が絶滅危惧種とみなされていて、もう1種も危機的状況にあるそうです。


さらに、あまり知られていませんがカリフォルニア原産の1種も絶滅危惧種とみなすべきだとのことです。


もし、ガンマ・リノレン酸がマツヨイグサ属の120種に等しく含まれているならば、絶滅が心配される種について、少なくとも薬用面では心配する必要はありません。


しかし、これまでに発見された薬用植物のほとんどの例に見てきたように、有効成分の量は種によってかなり異なるものです。


結局、120種のうちどれがガンマ・リノレン酸の最良の原料であるかまだわかっていません。


絶滅危惧種の1つが、この脂肪酸の唯1の実用的な原料であると判明するかもしれません。


もしそうならば、種の絶滅を防ぐ努力をしなければならないでしょう。


これらのマツヨイグサ属植物の例が教えていることは、よくわかっていない野生の草花をも保護することの重要性です。


明日の薬 4

まだ野生に残されている種をすべて救うことはできません。


できないけれども、まったく手あたり次第に種を保護するのではなく、保護のための優先順位を確立すべきです。


まず第1に、知られているすべての薬用植物の近縁種は、よりすぐれた薬効があるか、あるいは副作用が少ない、望むらくは両方を兼ねそなえた化合物を含むかもしれないので保護されなければなりません。


これらの野生種のひとつは、まさに医者が望んでいたものかもしれないのです。


2番目には、未来を予測して、今後の医療状況を今から考えておくことはよいことだと思うのです。


未来に起こり得る病気に最も役立つだろうと思われる植物を探し出さなければなりません。


もちろん、水晶玉なしにぴたりと予想を立てる方法はないですが、いくつかの推定は可能です。


たとえば、今よりもっと多くの人々が、人口の集中や汚染、仕事場の毒物といったものが原因で起こるストレスから、いろいろな病気を病むでしょう。


このような心理的・生理的病気の複合による症状を和らげるために、その薬の原料となりそうなのは植物に含まれる幻覚性物質かもしれません。


これらの自然化合物の組成を少し変えれば、さらに効果があると判明するかもしれません。


今日の世代が、将来に対して少し深く考えておくことで、明日の薬棚をいっぱいにする道につながるでしょう。

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