明日の薬 3
レイヴン博士によれば、多くの種が十分な個体数を持つ一方で、合衆国では4種が絶滅危惧種とみなされていて、もう1種も危機的状況にあるそうです。
さらに、あまり知られていませんがカリフォルニア原産の1種も絶滅危惧種とみなすべきだとのことです。
もし、ガンマ・リノレン酸がマツヨイグサ属の120種に等しく含まれているならば、絶滅が心配される種について、少なくとも薬用面では心配する必要はありません。
しかし、これまでに発見された薬用植物のほとんどの例に見てきたように、有効成分の量は種によってかなり異なるものです。
結局、120種のうちどれがガンマ・リノレン酸の最良の原料であるかまだわかっていません。
絶滅危惧種の1つが、この脂肪酸の唯1の実用的な原料であると判明するかもしれません。
もしそうならば、種の絶滅を防ぐ努力をしなければならないでしょう。
これらのマツヨイグサ属植物の例が教えていることは、よくわかっていない野生の草花をも保護することの重要性です。