座るということ
今のあぐらはユカに尻をおろすから腰かける形ではなく坐です。
いずれにしても椅子に腰かけたり、高い座にある者は身分がより高い人だったと指摘する説は多いのです。
高座はこうざで、寄席などで演芸を行なうために作った一段高い席のことで上座ではないのです。
上座はかみざで上位の席で、対するのは下座で、しもざ、げざでいちばん下を末席と呼びます。
そういう席の考え方は椅子を使わず、坐るとは脚を折り曲げてユカ面に坐ることで、さらに身分の低い者は土間に坐ることでした。
育った家には6畳ほどの広さの土間で、式台のある玄関がありましたが、来客を迎えるときは客は土間に立ちこちらは畳に脚を折り曲げて坐りました。
祖父がかわいがった九官鳥を飼っていて籠が玄関にありましたが、人がくると"たのもう"と声を出していたころです。
座敷対座敷であればどうでしょうか。
訪ねた先の主人が坐って出迎えてたとき、こちらは坐ってあいさつをします。
立ったままでは相手を見おろすことになり失礼にあたります。
日本の起居動作、立居振舞の原則に応じた住宅の造りがあったのがはじまりだと思います。
賃貸 仙台のアパートなどはこうした昔ながらの住宅の造りではないでしょうが・・・。